コンテナって何?

ページ番号1001960  更新日 2017年3月31日 印刷 

コンテナターミナルのあるふ頭が写った上空からの写真

コンテナターミナルの港内位置図

コンテナは輸送効率を飛躍的に高めた四角い箱

歴史は半世紀。名古屋港には昭和43年登場

コンテナ船箱根丸の写真
名古屋港初のフルコンテナ船「箱根丸」

もともと容器や箱などの入れ物を表すコンテナ。その登場は物流のスピードを飛躍的に高めました。今では街中でも普通に見かけられるほど現代社会になじむコンテナ輸送も、その歴史はおよそ半世紀、1956年アメリカの海運会社シーランド社から始まりました。日本には昭和42年に、名古屋港には昭和43年に金城ふ頭にコンテナ船が初入港しました。

普及の理由は、統一規格の大型で堅牢な箱

40フィートコンテナと人を比べた写真
40フィートコンテナ

コンテナ輸送普及の理由には、まずその効率性、機能性が挙げられます。コンテナは一定の規格で統一された大型で、堅牢な箱です。登場当初こそまちまちだったその大きさも、今ではISO(国際標準化機構)などで規格が統一され、貨物を単一化して扱えるようになりました。船、トラック、鉄道などの異なる輸送交通手段の間もそのまま積み換えることができ、荷役時間は大幅に節約されました。
広く流通する40フィートコンテナで、長さ約12メートル、幅約2.4メートル、高さ約2.6メートル、畳敷きで約18畳分。4人家族が4トントラックで引越しするなら、6世帯から7世帯分の荷物が入ってしまうといいます。鉄やアルミニウムなどの丈夫な金属製のため比較的簡単な包装でも輸送中の安全を確保でき、雨天の荷役と長期間の使い回しも可能となりました。

誰でも利用できる利便性も普及の鍵

大型コンテナ船の写真
15,000TEUを超えるコンテナ船も就航

利便性も普及の大きな要因です。国際海上コンテナ輸送では、アジア、欧州、北米を結ぶ基幹航路やその域内航路で定期航路網が張り巡らされ、各船社から週ごと、月ごとなどの日程表に基づく輸送サービスが提供されています。従来、海上輸送といえば専用船建造や船ごとのチャーターが当たり前であったところ、コンテナ輸送サービスは、大口荷主ではない誰もが海上輸送を利用できる環境を提供しました。


ガントリークレーンの写真
横22列対応のガントリークレーン

コンテナ輸送拡大のこれから

自働搬送台車(AGV)、ラバータイヤ式ガントリークレーン(RTG)の写真
自働搬送台車(AGV)、ラバータイヤ式ガントリークレーン(RTG)

コンテナ輸送も当初は、それ自体が特殊だったため割高でさえありました。しかし、その効率性、利便性から急速に普及し、コストも低下。国際水平分業の進展で、製品や部品などコンテナ輸送に適した貨物も増大しています。さらなる効率性を求めたコンテナ船の大型化と、大型船に対応した港の整備も進み、サービス向上、コストの低廉化はますます加速されるといわれています。名古屋港でもコンテナ施設整備は最重点課題として取り組んでおり、さらに求められる、より使いやすい港づくりに努めています。

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