ゼーブルージュ港湾公社 港湾概要
組織
Port Authority Zeebrugge(ゼーブルージュ港湾公社)
ゼーブルージュ港湾公社は、1895年に設立された独立法人で、ブルージュ市が主な出資者となっています。
港湾公社はゼーブルージュ港の港湾政策を策定するほか、岸壁、桟橋、道路などのインフラの整備、維持及び管理をする責任を負っています。港内の土地は港湾公社によって造成されたのち民間企業に貸付けされ、各企業がターミナル運営を行っています。
概要
北海に面するゼーブルージュ港は、欧州最大の完成自動車取扱港(年間約280万台)であるほか、LNGを主とする液体貨物、イギリスおよび欧州大陸域内を結ぶRO-RO/フェリー貨物やコンテナ貨物も扱う総合港湾です。
背後地である西フランダース県をはじめ欧州主要都市とは、高速道路にて効率的に接続されており、同港における内陸輸送モードの半数以上はトラック輸送が占めています。
その他、鉄道輸送の割合は全体の約15%程度となっています。また、運河を利用した河川輸送はブルージュ向けのバージサービスを一部行っているものの、船型の制限が行われていることなどから利用は少ない一方で、スケルト川河口へは海上を航行するEstuary Vessel(河口船舶)による後背地への輸送が活発に行われています。
一方で、フィーダー輸送は1割程度あり、フランス、イギリス、オランダをはじめ周辺諸国へ拡大傾向にあります。
セーブルージュ港では下記の通り、北海に面した外港地区、閘門内側の内港地区の2つのエリアに区分けされています。



外港地区
もとの海岸線より海側4キロメートルに拡がる外港地区は、埋立土地造成で作られました。
大水深を生かして、コンテナやLNGが取り扱われています。特にLNGについては、欧州最大規模のガスターミナルを有し、主要輸入港として機能しています。
内港地区
閘門の内側部分では、キウィフルーツや水産物を始めとした食品が取り扱われていますが、最大の割合を占めるのは完成自動車で、世界有数の自動車メーカーが自動車物流の拠点として利用しています。
また、MLZ(Maritime Logistics Zone)と称するエリア83.5haを整備し、同港を拠点とする物流活動及び付加価値サービスのための用地提供を行っています。
将来計画
完成自動車などのRORO貨物を主に取扱っているハンゼターミナル(運営:International Car Operators)において、岸壁延長310メートル(水深13.5メートル)の新設が決定しました。
コンテナについては、APMターミナルにおいて増加するコンテナ貨物に対応するため、拡張工事が進行中。2013年に既存岸壁を260メートル延伸し1,300メートルとしました。今後、面積を34万平方メートル拡張し84万平方メートルとし、年間処理能力を220万TEUに引き上げる計画を進めています。
また同港は、将来の取扱能力の増加や商業面の向上などを目標にしたアクションプランを定めており、旧閘門の廃止及び新規閘門の設置、鉄道輸送の強化、アントワープ港との協力関係構築など10の項目が掲げられています。
統計
2017年統計
項目 |
合計(トン) |
---|---|
一般貨物 |
31,668,000 |
リキッドバルク |
4,134,000 |
ドライバルク |
1.312,000 |
合計 |
37,114,000 |
コンテナ合計
- 個数TEU
- 1,520,406
- トン数
- -
コンテナ積
- 個数TEU
- -
- トン数
- -
コンテナ揚
- 個数TEU
- -
- トン数
- -
名古屋港との交易状況(2017年)
- 総取扱貨物量
- 965,841トン
名古屋からゼーブルージュ(単位:F/T(フレートトン))
品種 |
トン数 |
シェア |
---|---|---|
完成自動車 |
923,860 |
95.7 |
産業機械 |
40,937 |
4.2 |
ゴム製品 |
1,044 |
0.1 |
合計 |
967,380 |
100.0 |
コンテナ合計:1,065トン
(個数)(45 TEU)
ゼーブルージュから名古屋
実績なし
寄港状況(2019年2月現在)
無
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港営部 誘致推進課 国際渉外担当
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