シドニー港 港湾概要

ページ番号1001120  更新日 2019年4月1日 印刷 

組織

Port Authority of New South Wales(ニューサウスウェールズ港湾公社)

オーストラリア地図:シドニーの場所を示したもの

従来シドニー港(シドニーハーバー及びポートボタニー)は、シドニー港湾公社が管理していました。2013年に、国内第2位のコンテナ取扱量を誇るポートボタニーの管理運営権が長期コンセッション契約によりNSWポーツ社に売却されたことを契機に、シドニー港湾公社を含む州内3つの港湾公社の合併が発表され、2014年に現在の港湾管理団体であるニューサウスウェールズ港湾公社が設立されました。
ニューサウスウェールズ港湾公社では、州内の主要港湾(シドニーハーバー、ポートボタニー、ニューキャッスル港、ケンブラ港、ヤンバ港、イーデン港)において、航行管制、港湾施設管理、水先案内、海洋汚染防止、海難救助などを行っています。

概要

シドニーハーバー

地図:シドニーハーバーの全体図に埠頭名及びその位置を示したもの

国内最大都市であるシドニーを背後に抱えるシドニーハーバーは、クルーズをはじめ一般貨物やバルク貨物など幅広く取り扱う総合港湾として機能しています。貨物取扱施設はクリーブアイランド、ホワイトベイ、ダーリングハーバー、サーキュラーキーに立地しており、主な取扱貨物は、砂糖、塩、セメント、石膏、精製油、食物油などがあげられます。
一方で、シドニーハーバーは世界有数の美港として知られており、クルーズ船の寄港回数は国内第1位となっています。港内にはオーバーシーズ・パッセンジャーターミナル(OPT)とホワイトベイ・クルーズターミナルが立地しており、クルーズ船専用ターミナルを2箇所持つ港は、国内でシドニーハーバーのみとなっています。OPTはサーキュラーキーの北、オペラハウスを対岸に望む位置にあり、主に外航クルーズ船が寄港しています。一方ホワイトベイ・クルーズターミナルは、2013年に供用開始したターミナルで、隣接する岸壁では2隻同時着岸が可能となっています。また、同ターミナルでは、クルーズ船の着岸が予定されていない日には、各種イベントなどに利用可能となっているほか、ターミナル隣接部を一般向けに開放しています。過去半世紀において、この親水空間を市民に開放するのは初めてのことです。

ポートボタニー

シドニー市街地から南方約12キロメートルに位置するポートボタニーは、メルボルン港に次ぐ国内第2位のコンテナ取扱港であり、また国内有数の石油・天然ガスの輸入拠点として機能しています。
現在、コンテナターミナルは、ブラザーソンドックの北側と南側にパトリック社及びDPワールド社が、またヘインズドックにハチソン社が立地しており、これら3社のターミナルオペレーターにより運営されています。
港内で最も新しいコンテナターミナルはハチソン社により2014年に供用開始されたシドニー・インターナショナル・コンテナ・ターミナル(SICT)で、現在も市場ニーズに合わせた開発を続けており、完成時には岸壁延長1300メートル、連続4バース体制で年間取扱能力約100万TEUとなる予定です。またパトリックス社は、自働ストラドルキャリアを取り入れた自働化ターミナルを2015年4月に導入しました。
一方、石油・天然ガスをはじめとしたバルク取扱施設としては、従来1979年に完成した、1バース体制での取り扱いが続いていましたが、岸壁利用率が平均80%にまで上がり、キャパシティ不足の懸念から、港内で2番目となる液体バルクターミナル(岸壁延長270メートル/係船能力120,000DWT)の建設を進め、2014年2月にターミナルが完成しました。

将来計画

2014年3月、NSWポーツ社は管轄する港湾施設の5ヵ年計画を発表しました。ポートボタニーでは今後5年間に新規埋立計画はなく、既存施設の効率化、延命化を図ります。具体的には液体バルク岸壁の改修、ブラザーソンドックの維持浚渫、アクセス道路の維持補修、寄港船舶の増加に対応する曳船施設の設置などです。
州政府はポートボタニーで取り扱われるコンテナの鉄道輸送量を今後倍増することを目標としています。クックスリバーには港頭地区から輸送される空コンの集約ヤードがありますが、今後CFS機能を付加することにより、より一層の鉄道利用を推進することが検討されています。

統計

貨物量

シドニーハーバー(会計年度7月から6月末)

*ホワイトベイの統計値はホワイトベイターミナル及びホワイトベイ4番の合計

クルーズ船寄港数(隻)

 

2017-2018年

2016-2017年

2015-2016年

オーバーシーズ パッセンジャー

ターミナル(OPT)

219

213

182

ホワイトベイ*

121

117

115

その他

12

14

14

合計

352

344

311

旅客者数(人)
  2017-2018年

2016-2017年

2015-2016年

増減

OPT

1,169,589

1,133,498

925,673

+28.3%

ホワイトベイ*

430,247

399,504

338,595

+15.2%

合計

1,599,836

1,533,002

1,309,323

+14.6%

ポートボタニー(2017-2018年、会計年度7月から6月末)

2017年コンテナ取扱量世界第72位(Lloyd's List (旧Containerisation International))

コンテナ合計
個数TEU
2,613,705
トン数
-

コンテナ積

個数TEU
1,292,733
トン数
-

コンテナ揚

個数TEU
1,320,972
トン数
-

その他項目(非コンテナ貨物)

合計(R/T)(レベニュートン)

5,923,385

積(R/T)(レベニュートン)

463,196

揚(R/T)(レベニュートン)

5,460,189

名古屋港との交易状況(2017年)

総取扱貨物量
144,434トン

*統計数値はシドニーハーバーとポートボタニーの合計

名古屋からシドニー(単位:F/T(フレートトン))

品種

トン数

シェア%

自動車部品

50,990

41.7

電気機械

13,922

11.4

産業機械

12,810

10.5

鋼材

10,399

8.5

ゴム製品

10,133

8.3

その他

23,902

19.6

合計

122,156

100.0

コンテナ合計:122,156トン
(個数)(5,311TEU)

シドニーから名古屋(単位:F/T(フレートトン))

品種

トン数

シェア%

非鉄金属

16,684

74.9

輸送用容器

2,438

11.0

金属製品

1,388

6.2

金属くず

847

3.8

綿花

565

2.5

その他

356

1.6

合計

22,278

100.0

コンテナ合計:22,278トン
(個数)(1,042TEU)

寄港状況

無し

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