名古屋港の水質

ページ番号1001135  更新日 2018年9月21日 印刷 

名古屋港の水質について

名古屋港管理組合では、名古屋港内の環境保全のため、関係行政機関と協力して、港内の水質浄化に取り組んできました。 その成果として、名古屋港の港湾区域内では、日常生活において不快感を生じない程度の水質が保たれています。                                                    なお、都市河川からの栄養塩に起因する富栄養化により、プランクトンが増殖して赤潮の発生が見られることもあります。
当ホームページでは、名古屋港内の公共用水域水質調査のうち、生活環境項目の結果と、底層の溶存酸素の調査結果を掲載しています。

名古屋港の水質調査

分析項目の概要

1. pH(水素イオン濃度)

溶液の酸性、アルカリ性の程度を表す指標。7のときは中性であり、これよりも値が小さいときは酸性、値が大きいときはアルカリ性となります。海水のpHは約8(微アルカリ性)で、 河口に近づくほど中性値7に近づいていきます。

2. DO(溶存酸素量)

水中に溶けこんでいる酸素量(単位はmg/l)のことをいいます。有機物などで汚濁している水では、水中の微生物などが有機物を酸化分解し、酸素を消費するため、DOの値は低くなります。

3. COD(化学的酸素要求量)

有機物による水の汚濁の状態を示す指標で、水中の汚濁物質を酸化剤で酸化するときに消費される酸素量(単位はmg/l)で表します。この値が大きいほど汚濁が進んでいることを意味します。

4. n-ヘキサン抽出物質

n-ヘキサンにより抽出される物質。油分などが含まれます。

5. 全窒素

水中の窒素ガスを除くすべての窒素化合物の総量を示したもの。アンモニア態や硝酸態といったさまざまな形態で存在しています。富栄養化の指標として利用されており、生活排水の流入などに よる影響が考えられ、通常の水処理ではほとんど取り除かれないので、二次処理、三次処理といった高次処理が必要となります。

6. 全燐

リンは、有機態リン、無機態リンなど各種の形態で水中に存在しており、水中のすべてのリン化合物を定量したもの。窒素とともに、栄養塩類として、富栄養化の原因となっています。農薬、 生活排水、工場排水など人為的な汚染源が多くあります。

7. 全亜鉛

自然界に広く存在しており、低濃度では人体への影響は小さいが、水生生物などの生態系への影響が懸念されます。

8. ノニルフェノール

難分解性の化学物質で工業用の界面活性剤として用いられるノニルフェノールエトキシレートの原料、印刷インキ材料、酸化防止剤の原料などに使われています。環境中では、ノニルフェノールエトキシレートが分解されることによっても生成されます。

9. LAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩)

合成洗剤の主成分などとして使われている界面活性剤の一種です。環境中への主な排出源は家庭で、ほとんどが河川や海などへ排出されています。

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