フリマントル港 港湾概要

ページ番号1001119  更新日 2025年1月30日 印刷 

組織

地図:フリマントル港の場所

フリマントル・ポーツ社は、西オーストラリア州政府の傘下にある、フリマントル港の港湾管理団体(貿易公社)です。
主な役割としては、航路のメンテナンス、航行管制をはじめ、貨物用及び旅客ターミナルの維持管理、港湾地域内の道路や鉄道などのインフラ整備などがあげられます。その他、アウターハーバー(後述)に設けられているシーバース(Jetty)では一部のバルクターミナルを所有及び運営しています。

概要

写真1
インナーハーバー

フリマントル港は西オーストラリア州の州都パースより南西20キロメートルに立地し、コンテナ貨物、バルク貨物及び雑貨の取り扱いをはじめ、クルーズ船が寄港する総合港湾として機能しています。また、国内における地理的優位性から、豪州に寄港する外航船のファーストポートもしくはラストポートとなりやすく直航便のみならず、トランシップ貨物も多く取り扱っています。


写真2
アウターハーバー

同港の港湾地域は、市街に隣接するインナーハーバー及びインナーハーバーより南方約20キロメートルに位置しキーナナ産業区を背後にもつアウターハーバーより構成されています。
インナーハーバーではコンテナ貨物を中心に、完成自動車、雑貨などを取り扱うほか、クルーズターミナルの整備やウォーターフロント開発などが進められています。一方、アウターハーバーでは主に、穀物、石油、液化石油ガス、アルミナ、石炭、鉄鉱石などを取り扱っており、オーストラリア有数のバルク取扱港となっております。

将来計画

地図:コンテナターミナル完成予想図
キーナナ地区のコンテナターミナル(計画)

2020年西オーストラリア州政府は将来的にキーナナ地区にコンテナターミナルを建設することを発表しました。
現在計画はステージ3の段階で、ステージ2で示された建設予定地について、インナーハーバーのコンテナ機能を移行する時期、効率的な物流ネットワークの構築などについて協議し、建設の時期や開発方法など様々な調整・検討を進めています。
インナーハーバーの長期再開発やヴィクトリアキーの今後についても検討を続けている他、同港への主要な入り口としての役割を果たしている、スワン川に架かる鉄道橋及び車道橋の架け替え計画が進行中です。

統計(2023/2024、会計年度7月-6月末)

寄港隻数

寄港隻数
1,444隻

貨物量

項目

合計

総取扱貨物量

29,728,367トン

14,547,543トン

15,180,823トン

コンテナ取扱個数

856,525 TEU

420,152 TEU

436,374 TEU

名古屋港との交易状況(2023年)

総取扱貨物量
 379,315トン

名古屋からフリマントル(単位:F/T(フレートトン))

品種

トン数

シェア%

完成自動車

273,520

90.4

自動車部品

14,147

4.7

産業機械

6,979

2.3

その他輸送用車両

3,169

1.0

ゴム製品

2,194

0.7

その他

2,491

0.9

合計

302,500

100.0

コンテナ合計:20,523トン
(個数)905 TEU

フリマントルから名古屋(単位:F/T(フレートトン))

品種 トン数 シェア%
動植物性製造飼肥料

24,744

32.2

18,007

23.4

非金属鉱物

10,596

13.8

非鉄金属

7,863

10.2

その他農産品

7,157

9.3

その他

8,448

11.1

合計

76,815

100.0

コンテナ合計: 58,970 トン

(個数)2,389 TEU

名古屋港コンテナ船定期航路(2024年2月現在)

寄港無し

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