施設案内 伊勢湾シーバース
- 概要
名古屋港の原油受入基地
戦後の高度経済成長期になると、中部圏でも石油エネルギー需要が大きくなり、これに対応するため名古屋港にも石油精製基地が建設されました。
それに伴い、大型タンカーの係留施設が必要になりましたが、石油精製基地の地先水面では水深が浅く、また防災上の観点からも問題があるため、沖合に大型タンカーを係留し原油を受け入れる施設「シーバース」を建設することになりました。
建設には十分な水深と船舶航行への影響を考慮して、名古屋港高潮防波堤から南約10kmの伊勢湾沖合が選ばれました。6年の歳月と150億円の総工費を費やし、昭和50年に完成しました。
南北500メートルの巨大な洋上基地
石油基地には埋設のパイプラインを通って
シーバースとは、大型タンカーが安全に停泊、荷役できるよう沖合の海上に設置された荷役施設です。沖合にあることで、荷降ろし中の火災などの事故時に、臨海工業地帯や住宅地域にその影響を及ぼさないメリットもあります。
南北500mの巨大な固定桟橋式洋上基地には、31万重量トン級のタンカーが係留できます。原油は、海底下3~3.4mに埋設された長さ9.3km、直径1.3mのパイプラインを通じて、南浜ふ頭に立地している石油基地に送られます。
- 所在地
- 伊勢湾
地図
map
エリア基本データ
構造形式 | 固定桟橋式 |
---|---|
大きさ | 南北:500メートル、東西:80メートル |
水深 | 26メートル |
バース水深 | 25.5メートル |
添付ファイル
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