施設案内 東海元浜ふ頭
- 概要
官民一体で銑鋼一貫体制の製鉄所を誘致
所在地である東海市の面積のおよそ6分の1を占める港内最大のふ頭で、巨大な製鉄所が立地しています。
中部は戦前から京浜、阪神と並ぶ工業地帯の1つでしたが、戦後、東海地方には特殊鋼メーカーが多い反面、普通鋼材を供給する高炉メーカーがなく、製鉄業がその産業構造の弱点とも言われていました。
そこで官民が一体となって、銑鋼一貫体制の製鉄所誘致活動が展開され、昭和33年、富士製鐵株式会社と愛知県、地元財界の共同出資による東海製鉄株式会社が誕生。地盤の固いこの地に工場が建設されました。現在の工場の規模は、周囲約10km、東西約2km、南北約3kmに及びます。
以後、この製鉄所を軸に、鉄鋼、電力、石油、化学の複合コンビナートが名古屋港南部地域に形成されていきました。
港内最大の鉄鉱石・石炭の原料基地
延長約1キロの原料岸壁に大型原料船2隻が接岸
製鉄所には水深13~14m、総延長990mの原料岸壁と、1,323mの製品岸壁(外国貿易船用873m:水深10~12m、国内船用450m:水深4.5~7.5m)が備わっています。原料岸壁には、大型船が2隻同時に係留でき、大型アンローダーを使って最大約16.8万トン/日の鉄鉱石や石炭を降ろすことができます。港内取扱の鉄鉱石と石炭のほとんどはここから輸入されています。製品岸壁からは、コイル、鋼管、鋼板などが大型クレーンにより積み出されています。
このふ頭内には日本製鉄株式会社のほか、大同特殊鋼株式会社が、また北対岸のふ頭には愛知製鋼株式会社などの特殊鋼メーカーが立地しています。
- 所在地
- 愛知県東海市
地図
関連画像

エリア基本データ
ふ頭名称 | 東海元浜 |
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旧名称 | 南2区 |
臨港地区面積 | 741.9ヘクタール |
埋立完成時期 | 昭和33年7月23日から昭和50年12月22日 |
バース水深 | 4.5メートルから14メートル |
添付ファイル
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