施設案内 大江ふ頭
- 概要
輸送機器産業の成長を支えた重量物取扱基地 新型旅客機の主翼が「シーアンドエアー」で米国へ
名古屋港は、戦後、背後地で急速に発展した鉄道車両、航空機、自動車などの輸送機器産業の製品輸出を支えてきましたが、当初は重量物を専門に扱う岸壁がありませんでした。そこで、輸送機器製品輸出のさらなる増大に対応するため、東部の工業地帯に近く、直背後にも機械工場が密集していたこのふ頭に重量物専用の岸壁を整備しました。
現在、その岸壁に面する三菱重工業株式会社大江工場では、米国ボーイング社の旅客機B787の主翼部分の製造が行われています。約30mの主翼の輸送には、中部国際空港まで船で運び、米国の組立工場に専用貨物機で空輸する「シーアンドエアー」方式を採用。空港との相乗効果発揮のモデルケースとして注目されています。
また、大江ふ頭にある2バースのうち1バースは、震災時の緊急物資輸送基地として利用できるよう延長185mの耐震強化岸壁となっています。
なお、当岸壁は建設から40年以上が経過し施設の損傷劣化が著しいことから、平成26年度から岸壁改良工事に取りかかり、令和2年度に完了しました。
アジアナンバー1航空宇宙産業クラスター形成特区
港内をはじめ、中部地域には航空宇宙産業が集積していることから、平成23年に愛知と岐阜の区域が国際戦略総合特別区域に指定され、その後、長野、静岡、三重にも区域が拡大されました。今後も中部地域は、航空宇宙産業の集積と生産能力の拡充に地域を挙げて取り組み、アメリカのシアトル、フランスのツールーズと肩を並べる航空宇宙産業の世界三大拠点の形成に向け、更なる飛躍を目指します。
名古屋港内における主な指定区域
- 三菱重工業株式会社大江工場周辺地区
- 三菱重工業株式会社飛島工場地区
- 川崎重工業株式会社名古屋第一工場地区
- 川崎重工業株式会社名古屋第二工場地区
- 所在地
- 名古屋市港区
地図
関連画像


エリア基本データ
ふ頭名称 | 大江 |
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旧名称 | 6号地 |
臨港地区面積 | 35.9ヘクタール |
埋立完成時期 | 大正9年7月20日から昭和51年4月26日 |
バース水深 | 9メートルから10メートル |
添付ファイル
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